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【ニルデスト流実践殺法】 - ゆとシート for SW2.5

【ニルデスト流実践殺法りゅうじっせんさっぽう

(ユーレリア地方)
入門条件
30不名誉点

 これは、〈大破局〉のただ中にリュッケンに発祥したとされる格闘術です。開祖とされるニルデストは、もともとは護身術として格闘技を身に付けた男でした。が、家族を蛮族に殺された恨みから、知識は持っていても、決して使おうとはしなかった危険な技を解放し、ただ蛮族の死を求めて、危険極まりないこの流派を作り上げました。
〈大破局〉が終わり、殺せばいいというだけの技は軍隊の管制にそぐわず、冒険者の意気に合わずで、忌避されるものとなっています。現在、この流派はユーレリア各地の犯罪組織と結びついており、それを修める者は、多くが無法者です。その技が向かう先は、流派が興ったときの目的をはずれ、人族社会の弱者となっており、悪名高いと言っていい状態です。この流派に入門するときは、通常の名誉点の消費は行いません。代わりに、不名誉点を30点獲得してしまいます。この流派から「破門」されることは、決してありません。

流派装備

 この流派は、偽装や隠蔽によって武器であることを悟らせない。いわゆる暗器と呼ばれる小型武器や、衣服の下に隠す簡易な防具、目つぶしに使う毒物などを伝えています。

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
〈バグナグ〉[刃] 12/15 〈格闘〉A 330
+30名誉点
最初の命中時にC値-2
〈プッシュダガー〉[刃] 12/15 〈格闘〉A 420
+30名誉点
最初の命中時にC値-2
〈アイアントゥ〉[打] 12/15 〈格闘〉A 620
+30名誉点
最初の攻撃時に命中+2
〈ニードルガード〉 12/15 〈非金属鎧〉A 680
+30名誉点
《カウンター》の命中力+1
〈イリタントグロビュル〉 10/13 冒険道具類(消耗品) 200
+10名誉点
目つぶしに使う刺激性の液体の入った小球

秘伝

 この流派の秘伝を習得する場合、通常の名誉点の消費は行われません。代わりに、入門時と同様、不名誉点を獲得してしまいます(必要名誉点を獲得不名誉点と読み替えてください)。

《口汚い挑発》

必要名誉点
20
タイプ
《挑発攻撃Ⅰ》変化型
前提
なし
限定条件
〈格闘〉
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
挑発効果、相手の命中力と回避力を-1
効果

 挑発的な言動で敵の攻撃を引きつけます。攻撃が命中したら、《挑発攻撃Ⅰ》と同様の効果を発生させ、かつ、10秒(1ラウンド)の間、対象の命中力判定と回避力判定に-1のペナルティ修正を与えます。ただし、対象の理解できる言語を、秘伝使用者も使えなければなりません。この効果は精神効果属性です。また、知力が18以上、あるいは、「知能:高い」とされるキャラクターには効果がありません。

《卑劣な目つぶし》

必要名誉点
20
タイプ
《鎧貫きⅠ》変化型
前提
なし
限定条件
〈パンチ〉
使用
グラップラー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
盲目を与える、命中力-2、C値+1
効果

〈パンチ〉もしくは〈パンチ〉を強化する武器で、敵の目を狙って攻撃します。命中力判定に-2のペナルティ修正とC値が+1されます。この攻撃が命中した場合、ダメージを与えると同時に、その目のひとつから視力を奪います。この効果は「知覚」が「機械」または「五感」であるものにのみ有効です。
 対象は、自身の半数(端数切り上げ)以上の目の視力を奪われたら、すべての行動判定(⇒1-123)に-2のペナルティ修正を受けます。すべての視力を奪われたら、盲目(⇒1-103)になります。
 目つぶしを受けたものは、自身の主動作を1回使って目を拭うか、神聖魔法の【キュア・ブラインドネス】などの効果を受けることで、視力を回復します。これらは一度の効果適用で、すべての目の視力を回復させます。

《狡猾な誤導ごどう

必要名誉点
20
タイプ
《牽制攻撃Ⅰ》変化型
前提
なし
限定条件
〈格闘〉
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
回避力判定-1
概要
対象の回避力を-1、自身の回避力-1
効果

 自身の動作や視線の動きなどで、一瞬、相手の視線や気を逸らせることで、隙を作り、攻撃します。この秘伝の使用が宣せられると、自動的に、以降10秒(1ラウンド)の間、対象は回避力判定に-1のペナルティ修正を受けます(この効果は累積しません)。その上で、秘伝使用者は、自身の通常の攻撃を行うことができます。
 また、秘伝使用者自身も、次の自身の手番開始時まで、回避力判定に-1のペナルティ修正を受けなければなりません。
 この秘伝は、知力が18以上、あるいは、「知能:高い」とされるキャラクターには効果がありません。

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