【エルエレナ惑乱操布術】
(フェイダン地方)- 入門条件
- 50名誉点
【エルエレナ惑乱操布術】は、魔動機文明時代に、モルスタッド山脈北西域に存在していた小国に生まれたとされる武術です。大きな布を武器と逆の腕で持って広げ、盾のごとく前にかざします。それによって、自身の身体の位置や体勢を悟られず、敵を攻撃する技を得意としています。派手な立ち回りが闘技場で人気を博した、見せるための武術の側面を強く持っています。
現在の継承者は、《集いの国リオス》にあって道場を開き、この技を教えています。派手さが人気を呼ぶ一方、見た目に反して、訓練は厳しく、脱落者が続出します。そのため、技量の確かな道場主及び上級指導員と、素人に毛が生えた程度の一般道場生とに二極化しており、道場は、体裁を整えるために、名誉会員を募っています。
同じくリオスにある、【アードリアン流古武道・メルキアノ道場】(⇒PH23、BM64)との対抗戦が、すっかり助っ人同士の争いになってしまい、失笑を買ったことがあるのは、両者にとって苦い経験です。
流派装備
【エルエレナ惑乱操布術】の真髄は、盾として用いる大きな飾り布〈エルエレナケープ〉(⇒BM83)にあります。すべての秘伝は、この〈ケープ〉を装備していなければ使用できません。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈エルエレナケープ〉 | 8/11 | 冒険道具類 | 1,600 +30名誉点 | 回避力+1、【エルエレナ惑乱操布術】秘伝を使用可能にする |
秘伝
《見えざる敵に苛立て》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《挑発攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈エルエレナケープ〉
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 挑発効果、ダメージなし、自身の回避力判定+1
- 効果
この秘伝を宣言した場合、秘伝使用者は回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。この時に行われる攻撃は、命中してもダメージをいっさい与えられませんが、《挑発攻撃》と同じ効果を発生させます。
挑発効果及び、秘伝使用者が得る回避力判定へのボーナス修正は、10秒(1ラウンド)持続します。
《見えざる敵に苛立て》は、知力が18以上のキャラクター、または、知能が「高い」とされる魔物には、挑発の効果は発生しません。《~承》は、これらにも基礎特技である《挑発攻撃Ⅱ》と同様の影響を与えます。
この秘伝が与える回避力修正はこの流派の秘伝同士では(同異問わず)累積しません。
《見えざる敵に苛立て・承 》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《挑発攻撃Ⅱ》変化型
- 前提
- 《見えざる敵に苛立て》
- 限定条件
- 〈エルエレナケープ〉
- 使用
- フェンサー技能 or バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 挑発効果、ダメージなし、自身の回避力判定+1
- 効果
この秘伝を宣言した場合、秘伝使用者は回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。この時に行われる攻撃は、命中してもダメージをいっさい与えられませんが、《挑発攻撃》と同じ効果を発生させます。
挑発効果及び、秘伝使用者が得る回避力判定へのボーナス修正は、10秒(1ラウンド)持続します。
《見えざる敵に苛立て》は、知力が18以上のキャラクター、または、知能が「高い」とされる魔物には、挑発の効果は発生しません。《~承》は、これらにも基礎特技である《挑発攻撃Ⅱ》と同様の影響を与えます。
この秘伝が与える回避力修正はこの流派の秘伝同士では(同異問わず)累積しません。
《迫る刃に怯えよ》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈エルエレナケープ〉
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力判定-2、威力表使用時の出目+1、回避力判定+1
- 効果
秘伝使用者は、続く10秒(1ラウンド)の間、回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。
この攻撃は、命中したら、基礎特技と同様、威力表使用時の出目が3~11の場合、それが+1されます。
《迫る刃に怯えよ》は、命中力判定に-2のペナルティ修正を受けますが、《~承》では-1に軽減され、《~極》では、なくなります。なお、《~極》の効果には、その基礎特技が持つ対象のクリティカル体制を無視する効果は付随しません。
この秘伝が与える回避力修正はこの流派の秘伝同士では(同異問わず)累積しません。
《迫る刃に怯えよ・承 》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅱ》変化型
- 前提
- 《迫る刃に怯えよ》
- 限定条件
- 〈エルエレナケープ〉
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力判定-1、威力表使用時の出目+1、回避力判定+1
- 効果
秘伝使用者は、続く10秒(1ラウンド)の間、回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。
この攻撃は、命中したら、基礎特技と同様、威力表使用時の出目が3~11の場合、それが+1されます。
《迫る刃に怯えよ》は、命中力判定に-2のペナルティ修正を受けますが、《~承》では-1に軽減され、《~極》では、なくなります。なお、《~極》の効果には、その基礎特技が持つ対象のクリティカル体制を無視する効果は付随しません。
この秘伝が与える回避力修正はこの流派の秘伝同士では(同異問わず)累積しません。
《迫る刃に怯えよ・極 》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅲ》変化型
- 前提
- 《迫る刃に怯えよ・承》
- 限定条件
- 〈エルエレナケープ〉
- 使用
- フェンサー技能 or バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力判定±0、威力表使用時の出目+1、回避力判定+1
- 効果
秘伝使用者は、続く10秒(1ラウンド)の間、回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。
この攻撃は、命中したら、基礎特技と同様、威力表使用時の出目が3~11の場合、それが+1されます。
《迫る刃に怯えよ》は、命中力判定に-2のペナルティ修正を受けますが、《~承》では-1に軽減され、《~極》では、なくなります。なお、《~極》の効果には、その基礎特技が持つ対象のクリティカル耐性を無視する効果は付随しません。
この秘伝が与える回避力修正はこの流派の秘伝同士では(同異問わず)累積しません。
△《美しき舞に惑え》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《牽制攻撃Ⅰ》
- 限定条件
- 〈エルエレナケープ〉
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 回避力判定の自動成功に必要な出目が10以上となる。「抵抗:必中」の物理ダメージに対して回避力判定可
- 効果
この秘伝を宣言したら、続く10秒(1ラウンド)の間は、秘伝使用者が行うあらゆる回避力判定において、出目10~12/9~12(《~承》)/7~12(《~極》)のすべてが、自動成功として扱われます。サイコロを振り直したり、出目を直接に変更する効果を受けている場合、変更後の出目で判断します。出目を増減させる効果は考慮しません。たとえば[剣の加護/運命変転]の場合、出目をひっくり返すまでは有効ですが、6レベルや11レベルの強化があっても、それを+1~+2した値は参照しません。
また、この秘伝を使用した場合、「抵抗:必中」で物理ダメージを与える/伴う魔法や効果を受けた場合にも回避力判定を試みることができます。この判定は自動成功以外では成功しませんが、前述と同様の出目でそれが発生し、完全に無効化することが可能です。
《~極》は、回避力判定をフェンサー技能またはバトルダンサー技能を用いて行ったときのみ効果が適用されます。
△《美しき舞に惑え・承 》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《牽制攻撃Ⅱ》《回避行動Ⅰ》《美しき舞に惑え》
- 限定条件
- 〈エルエレナケープ〉
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 回避力判定の自動成功に必要な出目が9以上となる。「抵抗:必中」の物理ダメージに対して回避力判定可
- 効果
この秘伝を宣言したら、続く10秒(1ラウンド)の間は、秘伝使用者が行うあらゆる回避力判定において、出目10~12/9~12(《~承》)/7~12(《~極》)のすべてが、自動成功として扱われます。サイコロを振り直したり、出目を直接に変更する効果を受けている場合、変更後の出目で判断します。出目を増減させる効果は考慮しません。たとえば[剣の加護/運命変転]の場合、出目をひっくり返すまでは有効ですが、6レベルや11レベルの強化があっても、それを+1~+2した値は参照しません。
また、この秘伝を使用した場合、「抵抗:必中」で物理ダメージを与える/伴う魔法や効果を受けた場合にも回避力判定を試みることができます。この判定は自動成功以外では成功しませんが、前述と同様の出目でそれが発生し、完全に無効化することが可能です。
《~極》は、回避力判定をフェンサー技能またはバトルダンサー技能を用いて行ったときのみ効果が適用されます。
△《美しき舞に惑え・極 》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《牽制攻撃Ⅲ》《回避行動Ⅱ》《ディフェンススタンス》《美しき舞に惑え・承》
- 限定条件
- 〈エルエレナケープ〉
- 使用
- フェンサー技能 or バトルダンサー技能
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 回避力判定の自動成功に必要な出目が7以上となる。「抵抗:必中」の物理ダメージに対して回避力判定可
- 効果
この秘伝を宣言したら、続く10秒(1ラウンド)の間は、秘伝使用者が行うあらゆる回避力判定において、出目10~12/9~12(《~承》)/7~12(《~極》)のすべてが、自動成功として扱われます。サイコロを振り直したり、出目を直接に変更する効果を受けている場合、変更後の出目で判断します。出目を増減させる効果は考慮しません。たとえば[剣の加護/運命変転]の場合、出目をひっくり返すまでは有効ですが、6レベルや11レベルの強化があっても、それを+1~+2した値は参照しません。
また、この秘伝を使用した場合、「抵抗:必中」で物理ダメージを与える/伴う魔法や効果を受けた場合にも回避力判定を試みることができます。この判定は自動成功以外では成功しませんが、前述と同様の出目でそれが発生し、完全に無効化することが可能です。
《~極》は、回避力判定をフェンサー技能またはバトルダンサー技能を用いて行ったときのみ効果が適用されます。