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【ギルツ屠竜輝剛拳】 - ゆとシート for SW2.5

【ギルツ屠竜輝剛拳】

(プロセルシア地方)
入門条件
50名誉点

 竜騎士との戦いに、徒手空拳で挑んだ格闘家ギルツが創設した、 異端中の異端流派です。
 1000年の歴史を持つと言われ、竜騎士たちがその力を背景に暴虐の限りを尽くした時代に生まれたと伝えられています。
 かつては平民や辺境の住民の間で盛んに修練されていましたが、 現在では継承者も減り、珍しい流派となっています。
 この流派の攻撃を受けた竜騎士が、事切れる直前に「まるで拳が輝いていたかのようだ」と言ったことから、この名になったと言われています。ただ、実際に拳が光るかどうかは疑問視されており、 はったりであろうとみなす者は少なくありません。

流派装備

 この流派は、ドラゴンの骨や皮を利用して作ったとされる〈ドラゴンボーンガード〉〈ブラッディボーンガード〉の二つの格闘家用鎧の製法を伝えています。

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
〈ドラゴンボーンガード〉 13/16 〈非金属鎧〉A 3,500
+30名誉点
グラップラー専用
〈ブラッディボーンガード〉 13/16 〈非金属鎧〉S 7,250
+50名誉点
ドラゴン種からの攻撃を受けやすい非金属鎧。グラップラー専用

秘伝

《飛竜滅晃拳Ⅰ》

必要名誉点
20
タイプ
《牽制攻撃Ⅰ》変化型
前提
なし
限定条件
〈格闘〉
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
飛行・浮遊に対し命中力+2、C値+1
効果

 すさまじい跳躍力で、飛行中の敵の真下から、死角を狙って鋭い拳を放ちます。
 秘伝使用者が攻撃する対象が、飛行・浮遊の状態にある場合、命中力判定に+2のボーナス修正を得ます。一方、その攻撃でのクリティカル値が+1されます。

《飛竜滅晃拳Ⅱ》

必要名誉点
30
タイプ
《牽制攻撃Ⅱ》変化型
前提
《飛竜滅晃拳Ⅰ》
限定条件
〈格闘〉
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
飛行・浮遊に対し命中力+3、C値+1
効果

 秘伝使用者が攻撃する対象が、飛行・浮遊の状態にある場合、命中力判定に+3のボーナス修正を得ます。一方、その攻撃でのクリティカル値が+1されます。

《飛竜滅晃拳Ⅲ》

必要名誉点
50
タイプ
《牽制攻撃Ⅲ》変化型
前提
《飛竜滅晃拳Ⅱ》
限定条件
〈格闘〉
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
飛行・浮遊に対し命中力+4、C値+1
効果

 秘伝使用者が攻撃する対象が、飛行・浮遊の状態にある場合、命中力判定に+4のボーナス修正を得ます。一方、その攻撃でのクリティカル値が+1されます。

《屠竜瞬光破》

必要名誉点
30
タイプ
独自宣言型
前提
《カウンター》
限定条件
〈格闘〉
使用
グラップラー技能
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
なし
概要
《カウンター》時に、相手側の【チャージ】などによる追加ダメージを逆に与える
効果

 敵の突進を逆手に取り、すさまじいカウンターを浴びせる必殺の見切りです。
 この秘伝の使用を宣言している状態で《カウンター》が成立したとき、相手が戦闘特技《全力攻撃(Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ)》《魔力撃》や騎芸【チャージ】、あるいは「[宣]渾身攻撃」などこれらに類する特殊能力を用いていたならば、その効果による追加ダメージが、《カウンター》のダメージに追加されます。
 どの追加ダメージ効果がこの秘伝の適用対象になるかは、GMが裁定します。基本的に、「事前に使用を宣言することによって、その手番の間、近接攻撃の追加ダメージを直接上昇させる」効果が該当します。

《竜撃閃掌》

必要名誉点
30
タイプ
《鎧貫きⅡ》変化型
前提
なし
限定条件
〈格闘〉
使用
グラップラー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
複数部位に浸透打撃を与える、C値+1
効果

 巨大な敵と戦うとき、打撃の衝撃をその全身へと浸透させる恐るべき打撃です。基本は掌打(〈パンチ〉)ですが、〈キック〉や、その他これらを強化する武器で行うことも可能です。
 この秘伝は複数の部位を持つキャラクターを攻撃するときにのみ、意味を持ちます。秘伝使用者の攻撃が命中したときのダメージ決定において、クリティカル値が+1されてしまいますが、それでもクリティカルが発生した場合、対象の防護点を「0」としてダメージ決定を行います。その後、適用ダメージを半分(端数切り上げ)にし、攻撃対象の部位と、任意に定めた他の部位1つとに与えます。追加の部位選択においては、「[常]攻撃障害」などは、無視されます。騎手を攻撃したときには騎獣を、騎獣を攻撃したときには騎手を追加部位として選ぶこともできます。
 攻撃を命中させてもクリティカルが発生しなかった場合は、命中した部位にのみダメージが与えられます。ダメージ決定においては《鎧貫きⅡ》同様、クリティカル値が+1され、対象への防護点半減効果が発生します。

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