【アードリアン流古武道・メルキアノ道場】
(アルフレイム大陸全土)- 入門条件
- 50名誉点
【アードリアン流古武道】は、かつてフェイダン地方にあったリルドラケンの里・アードリアンに伝わっていた、格闘術です。リルドラケンたちに特化した、翼や〈尻尾〉を利用した格闘術を特徴としていました。〈大破局〉によって、アードリアンの里は滅亡し、そこのリルドラケンたちも、ほとんどが生命を落としました。【アードリアン流古武道】も完全に受け継がれることなく、かろうじて生き延びた者が、断片的に伝えることになります。そうした伝承の断片に触れ、この古武道に惚れこんだのが、人問の格闘家にして練体士メルキアノでした。メルキアノは各地を巡り、【アードリアン流古武道】の技術を伝えるものを探し出し、集めた情報を元に、自らの手で新たに体系化したのです。
メルキアノは、《集いの国リオス》のラスベートに道場を開き、弟子を取りました。現在、【メルキアノ道場】は、彼の意志を継ぐ弟子たちによって運営されています。道場は、一般会員から授業料を徴収していますが、それとは別に、名誉会員を認定しています。名の通った武術家に声をかけ、無料で自分たちの技を伝えて使ってもらうことで流派の名を高める、広告塔となってもらうのです。
プレイヤー・キャラクターが名誉点を消費して入門し、秘伝を得るのは、この名誉会員に相当します。
流派装備
【アードリアン流古武道・メルキアノ道場】には、〈スケイルガード〉(⇒BM82)と呼ばれる鎧の製法が伝わっています。これは大型爬虫類の鱗を利用して作られたもので、格闘技を行う際に動きを阻害することのない柔軟性と、敵の攻撃を防ぐ強さを両立させており、リルドラケンやドワーフのグラップラーが好んで着用することで知られています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈スケイルガード〉 | 〈非金属鎧〉A | 1,400 +30名誉点 | グラップラー装備可能 |
秘伝
《飛空投げ》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈投げ〉
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 二足歩行に限定されずに〈投げ〉を行う
- 効果
この秘伝は、飛行に使える翼をもっているキャラクター(リルドラケンや練技【ワイドウィング】を使用中のキャラクターなど)のみが宣言でき、宣言することで、攻撃対象が二足歩行でなくとも〈投げ〉で攻撃することを可能にします。ただし、攻撃対象は部位が1つのキャラクターでなければならないことは変わりません。〈投げ〉の威力やC値は、この秘伝では変わりません(〈投げ〉を強化する武器や効果があれば、それは適用されます)。
効果から明白ですが、戦闘特技《投げ強化》を習得しているキャラクターがこの秘伝を宣言する意味はまったくありません。
《転がしテイルスイング》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《テイルスイングⅠ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈尻尾〉
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 3体まで攻撃、命中力判定-1、転倒効果、ダメージ-4
- 効果
3体までのキャラクターに同時に〈尻尾〉での近接攻撃を行います。この攻撃では命中力判定に-1のペナルティ修正を受け、算出ダメージも-4点されますが、命中した相手を転倒させることができます。
ただし、複数部位のキャラクター及び、二足歩行していないキャラクターは、転倒させられません。
《大転がしテイルスイング》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《テイルスイングⅡ》変化型
- 前提
- 《飛空投げ》《転がしテイルスイング》
- 限定条件
- 〈尻尾〉
- 使用
- —
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 5体まで攻撃、転倒効果(2部位まで)、ダメージ-4
- 効果
5体までのキャラクターに同時に〈尻尾〉での近接攻撃を行うます。この攻撃では、算出ダメージが-4点されますが、命中した相手を転倒させることができます。
この効果では、対象の足の数に関係なく転倒を発生させることができます。また、部位数が2であるキャラクターは、その両方の部位に命中を与えることができれば、転倒させられます。
ただし、部位数が3以上のキャラクター及び、それ以下でも設置せずに移動している(飛行、浮遊など)キャラクターは、転倒させられません。