【ガオン無双獣投術】
(ユーレリア地方)- 入門条件
- 50名誉点
ダノンを中心に発展した格闘術で、シュバイゼンの森に多数生息する大型の獣と戦うため、木こりたちが編み出した護身術から発展したと言われる格闘術です。大型動物に対し、生半可な拳や蹴りが通用するはずもなく、彼らの格闘術は、相手の体重や突進力を逆用して屠るべく技術が研鑽されました。結果として、独特の投げ技を多く持つ、投げに特化した武術となっています。
流派装備
この流派には、足裏にスパイクが施された〈ハードステップ〉と呼ばれる重いブーツが伝わっています。重量とスパイクを生かして地面に踏ん張り、確固とした支点を作ることで〈投げ〉の確実性を高めると同時に、投げの後の《踏みつけ》 の威力を強化する役割も果たしています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈ハードステップ〉 | 11/14 | 〈格闘〉A | 1,120 +30名誉点 | 【ガオン無双獣投術】での《カウンター》に+1 |
秘伝
《巨獣頭槌》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《投げ強化Ⅰ》
- 限定条件
- 〈投げ〉
- 使用
- グラップラー技能
- 適用
- 1回の〈投げ〉攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 複数部位へのダメージの振り分けを任意に行う
- 効果
この秘伝は複数部位のキャラクターに《投げ》で攻撃を行うときに宣言します。そして、その攻撃が命中したときのダメージ決定に影響します。《投げ》が命中したら、ダメージ決定を、まず対象の部位数に応じた回数だけ先に行います。その後、どの部位にどのダメージを振り分けるかを任意に決定できます(各部位と決定した各ダメージは1対1に対応させます)。
複数の宣言特技の宣言が可能なキャラクターが、《全力攻擊》《必殺攻擊》《鎧貫き》などの「複数同時攻撃時に、ダメージ効果を受けるのは1体だけ」の宣言特技(や秘伝)と同時に、この《巨獣頭槌》を宣言したときには、ダメージ決定時にまず任意の1回に効果適用を宣してそれを決め、すべてのダメージ決定が終わってから、部位への振り分け処理を行います。
《撃爆投獣》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《投げ強化Ⅰ》
- 限定条件
- 〈投げ〉
- 使用
- グラップラー技能
- 適用
- 1回の〈投げ〉攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 投げた対象を、別の対象にぶつけ、双方にダメージを与える
- 効果
キャラクターを投げ、同一乱戦エリア内のもう1体のキャラクター(部位)にぶつけることができます。この攻撃の命中力判定は1回だけ行われます。これに対する回避力判定は、直接投げられようとするキャラクターとぶつけられようとするキャラクターのうち、どちらかのデータが、回避側の任意で選択されます。どちらかでも、「[常]攻撃障害」などで近接攻撃の対象にできなければ、これを試みることはできません。
秘伝使用者の習得が《投げ強化Ⅰ》の場合、投げられるのは1部位のキャラクターのみです(足の数や移動方法は問われません)。《投げ強化Ⅱ》を習得したなら、2部位のキャラクターを投げて、別の1体(部位)に投げつけようとすることが可能です。回避は、やはり、回避する側が3つのうちどのデータを利用するかを任意に選択します。
攻撃が命中したら、直接投げられた対象、投げつけられたキャラクター(部位)、すべてに個別にダメージを決定します。直接投げられた対象は、必ず転倒します。投げつけられたものは、それが1部位のキャラクターならば転倒します。複数の部位を持つうちの1つにぶつけられただけなら転倒しません。
《踏みつけ》による追加攻撃は、この秘伝による攻撃の結果、転倒状態となったキャラクターの部位1つを任意に選んで行います。
《猛進獣殺》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《カウンター》《投げ強化Ⅰ》
- 限定条件
- 〈投げ〉
- 使用
- グラップラー技能
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 複数部位のキャラクターに対し、〈投げ〉で《カウンター》を行う
- 効果
この秘伝を宣言した場合、次の自身の手番開始時まで、複数部位のキャラクターからの攻撃に対し、〈投げ〉での《カウンター》を試みることができるようになります。対象とできる相手の部位数は、秘伝使用者の《投げ強化》習得により、2~3部位です。
このとき、《カウンター》を行う側は、必ず《投げ》による命中力判定を行わねばなりません。成功したならば、相手を転倒させ、かつ、それぞれの部位にダメージを与えます。転倒した相手は、次の手番の開始まで起き上がることができません。《カウンター》同様、相手の命中力判定の達成値を知ってから、これを行うかを選べます。ですので、2部位のキャラクターが2回の攻撃を行ってきたとき、最初を見送り(通常の回避力判定を行い)、2度目で〈投げ〉ることも可能です。
この秘伝による《カウンター》に失敗した場合には、近接攻撃能力を持ち、HPが「1」以上ある(あるいはHPが「0」以下でも《不屈》や同種の効果で行動している)対象の全部位から、ダメージ決定の出目が12だったものとしてダメージを受けなければなりません。それまでの攻撃に対し《カウンター》を見送り、かつ、回避力判定にも失敗していた場合、そのダメージを受けた上で、さらに、《カウンター》失敗のダメージも受けることになります。
この秘伝を宣言していても、キャラクターは通常の《カウンター》を行うことが可能です。いずれにせよ《カウンター》での攻撃を何か一度行ったら、それ以上はどんな形の《カウンター》も、次の手番まで行えなくなります。