【ホプレッテン機動重弩弓法】
(ユーレリア地方)- 入門条件
- 50名誉点
【ホプレッテン機動重弩弓法】は、魔動機文明時代にレンドリフト地方で生まれ、ケンネルにもたらされた〈クロスボウ〉の扱いに長けた流派です。この流派が使う大型の〈クロスボウ〉は、弓本体の上部に太く長いレバーが伸び、下部に太い一脚弓架を備えています。使用時には弓架を接地し、上部のレバーを体重を掛けて両手で引くことで弦を巻き上げ、セットする構造です。引き金は特殊で、弓床後部のサイドにポジションを取って使うことを前提に設計されています。
この大型武器は、移動でも射撃準備でも、使用者にハンデを負わせるものでした。弓床の最後部には移動を助けるために小さなキャスターがついていますが、不慣れな者では、それを思うように使えません。重く長い弓床と、その最前部が弓架によって接地される構造は、上下左右へすばやく弓を向けるには適さず、命中率を損ないます。そうした不利を減らすための技術の研究と訓練とが作り上げたのが、【ホプレッテン機動重弩弓法】です。嵩張り、重い武器を持ちながら、山野を駆け巡り、縦横無尽の射撃を繰り出した彼らの技は、畏怖とともに伝えられています。
流派装備
前述の通り、この流派はこれに伝わる特殊な大型〈クロスボウ〉の運用を前提に発展してきており、それらの製法が伝えられています。これらは、弓の上部に伸びるレバーを「長い動物の首」に見立てた名がつけられています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈ポニーネッククロスボウ〉![]() | 10/13 | 〈クロスボウ〉A | 1,300 +30名誉点 | 【ホプレッテン機動重弩弓法】秘伝で使用 |
〈ホースネッククロスボウ〉![]() | 10/13 | 〈クロスボウ〉A | 1,800 +30名誉点 | 【ホプレッテン機動重弩弓法】秘伝で使用 |
〈ジラフネッククロスボウ〉![]() | 10/13 | 〈クロスボウ〉S | 12,000 +50名誉点 | 【ホプレッテン機動重弩弓法】秘伝で使用 |
秘伝
《ホプレッテン機動術》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《武器習熟A/クロスボウ》
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 流派装備の移動力低下を無効化する
- 効果
この秘伝を使用したラウンドは、この流派の流派装備が持つ、それらを携行するときの移動力低下の効果を無効化できます。
《ホプレッテン伏射術》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《牽制攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈クロスボウ〉
- 使用
- シューター技能
- 適用
- 1回の射撃攻撃
- リスク
- ほとんどの行為判定-2or-1
- 概要
- 命中力+1、自身は転倒状態(流派装備時には膝立ち)
- 効果
伏せた姿勢を取ることで射撃の安定感を高めます。この秘伝を使用した場合、命中力判定に+1のボーナス修正を得ます。ただし、秘伝使用者は、次の自身の手番の開始時まで、自動的に転倒状態とみなされ、命中力判定以外のあらゆる行動判定に-2のペナルティ修正を受けます。
流派装備〈~ネッククロスボウ〉は、武器のサイドにポジションを取ることを前提としており、この秘伝使用時には、膝立ち姿勢となります。転倒状態ほどではありませんが、動きには制限を受け、次の自身の手番開始時まで、命中力判定以外のあらゆる行動判定に-1のペナルティ修正を受けます。
《ホプレッテン機動射撃術》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《ホプレッテン機動術》
- 限定条件
- 〈~ネッククロスボウ〉
- 使用
- ―
- 適用
- ―
- リスク
- ―
- 概要
- 《ホプレッテン機動術》宣言下なら、通常移動後に射撃可能
- 効果
流派装備の長く重い弓床が持つ慣性を逆利用し、高速な移動と一気の方向転換を行い、射撃のポジションを得ます。同時に、今度は自身にその慣性を移すことで身体を跳ね上げて弦の巻き上げレバーを掴み引き下げ、一動作で射撃可能な体勢を作り上げます。
《ホプレッテン機動術》の宣言下ならば、流派アイテムを通常移動後に射撃することができます。ただし、命中力判定には-2のべナルティ修正を受けなければなりません。