【エイントゥク十字弓道場】
(ザルツ地方)- 入門条件
- 50名誉点
【エイントゥク十字弓道場】は、ダーレスブルグ王国(当時)で発祥した、〈クロスボウ〉の技を伝える道場です。射程距離と命中率を両立させているこの武器の特徴を最大に生かし、遠距離から着実に仕留めることを理想として技を作り、磨いています。〈大破局〉時の首都奪還戦で大いに戦果を上げ、名前を轟かせました。
巷間に伝わる伝承では、創始者エイントゥクは剣と盾の技に優れた戦士でしたが、太矢を足に受けて動きの取れなくなったところを狙い撃たれて危うく死にかけ、そこから遠距離攻撃の重要性に目覚めたとされています。ただし、実際の軍事記録ではエイントゥクは元より国軍のクロスボウ部隊に属しており、このエピソードは、射撃の優位性を喧伝するための創作とみなされることも少なくありません。
現在、道場はダーレスブルグだけではなく、ザルツの各地に支部を出しており、どこでも手ほどきを受けることが可能です。
流派装備
【エイントゥク十字弓道場】は、射程距離と命中率の優位を特に強調しています。それを受けて、道場では高威力長射程の〈アサルトクロスボウ〉、高命中率の〈クロスポインター〉のふたつの特殊な〈クロスボウ〉を入門者に販売しています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈アサルトクロスボウ〉![]() | 17/20 | 〈クロスボウ〉A | 3,300 +30名誉点 | 2段階の威力と射程を持つ。完全装填に主動作が必要。装填時は制限移動のみ |
〈クロスポインター〉![]() | 17/20 | 〈クロスボウ〉A | 2,200 +30名誉点 | 装備に主動作が必要。装備時には移動不可 |
秘伝
【エイントゥク十字弓道場】は、すべて〈クロスボウ〉の使用が前提となっています。
《ニーショット》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《ターゲティング》
- 限定条件
- 〈クロスボウ〉
- 使用
- シューター技能
- 適用
- 1回の射撃攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- ダメージ-4、対象の移動力を減らす
- 効果
秘伝使用者が射撃攻撃で発生させる物理ダメージ、魔法ダメージは-4点されます。命中した場合、対象となったキャラクターの移動力は、3分(18ラウンド)の間、-5されます。この効果は累積しますが、対象の移動力は最低でも「3」までしか下がりません。
攻撃の対象にできるのは、脚かそれに類する器官を持ち、それを移動に使用しているキャラクター(部位)に限られます。
《ヘッドショット》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈クロスボウ〉
- 使用
- シューター技能
- 適用
- 1回の射撃攻撃
- リスク
- 回避力判定-2
- 概要
- 威力表での出目+1、回避力-2
- 効果
秘伝使用者の射撃攻撃が命中したとき、威力表使用時の2dの出目が3~11の場合、それを「+1」します。リスクとして、秘伝使用者は次の自身の手番開始時まで、回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
《ウェイティングショット》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《牽制攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈クロスボウ〉
- 使用
- シューター技能
- 適用
- 1回の射撃攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 対象の回避成功数に応じて命中力ボーナス
- 効果
この秘伝を使用した場合、「対象がそのラウンド、それまでに回避力判定に成功した回数」だけ、秘伝使用者の命中力判定にボーナス修正が与えられます。
たとえば、攻撃対象が、そのラウンドに3回の回避力判定に成功していたならば、秘伝使用者の命中力判定に与えられるボーナス修正は+3となります。