【ルキスラ銀鱗隊護警術】
(ザルツ地方)- 入門条件
- 70名誉点、「地位:名誉人族」(蛮族)
“ルキスラ銀鱗隊”は、ルキスラ帝国の要人警護を担当するエリート正規兵団です。護衛が必要と判断された人物に対し、勅命により、1~2人が行動を共にし、警護を行います。国家による命令以外で、彼らが公に活動することはありません。命令を受けていない場合には、詰め所に控え、鍛錬を行うのが任務となります。
各1人ずつの隊長と副隊長のほかは、すべて対等な隊員という組織作りがなされています(キャリアの長短や技量の優劣により、自然な上下関係は発生します)。責任は個人が負うしきたりであり、その裏返しに、要人警護という目的を果たすにおいて、大きな自己裁量を認められています。基本的に護衛対象から離れることはありませんが、臨機応変に立ち回ることを許されています。
【ルキスラ銀鱗隊護警術】を習得するには、この部隊に一度は籍をおく必要があります。そのために、人族の場合、70点の名誉点を必要とします。蛮族PCの場合、さらに前提として「名誉人族」の地位(⇒BT15)が必要です(250名誉点)。
“銀鱗隊”を退いた後でも、流派装備の購入や、秘伝の習得は可能です。
特殊な能力
【ルキスラ銀鱗隊護警術】の習得者は、ザルツ地方において、兵士たちに一目置かれる存在です。各国の正規兵に対してファイター技能またはフェンサー技能を用いて、「聞き込み判定」(⇒CG63)を行うことができます。
流派装備
【ルキスラ銀鱗隊護警術】では、特殊な魔法盾、〈銀鱗の盾〉(⇒PZ33)、〈銀鯖の煌盾〉(⇒PZ33)を用います。この流派の秘伝は、これらの盾の装備が前提となります。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈銀鱗の盾〉 | 16/19 | 〈盾〉A | 2,000 +30名誉点 | 「形状:射撃」の魔法ダメージ-1、秘伝使用可能 |
〈銀鱗の煌盾〉 | 16/19 | 〈盾〉S | 5,400 +50名誉点 | 魔法ダメージ-1、秘伝使用可能 |
秘伝
【ルキスラ銀鱗隊護警術】の秘伝を用いるには、〈銀鱗の盾〉や〈銀鱗の煌盾〉の装備が前提となります。秘伝のうちふたつは、どちらの〈盾〉でもかまいませんが、ひとつは〈銀鱗の煌盾〉でなければなりません。
△《銀鱗の誓い》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《かばうⅠ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈銀鱗の盾〉
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 魔法などから仲間をかばう
- 効果
《かばう》と同様の処理を行いますが、かばった相手が、敵対するキャラクターによる魔法や特殊効果の対象となったときにも、この秘伝の効果は現れ、ダメージや効果を肩代わりします。秘伝の効果が現れるのは、「形状:射撃」「対象:1体」で、生命・精神抵抗力判定により「消滅」「半減」「短縮」されるものです。このとき、秘伝の使用者は、抵抗力判定を行ってダメージや効果の減衰・消滅を試みることが可能です。
《かばう》の効果を含んでいます。かばった相手が、近接攻撃、射撃攻撃、「回避力判定の成功でダメージや効果を消滅できる対象1体の特殊効果」の対象となったときにも、この秘伝の効果は発揮されます。このときは、秘伝使用者は回避力判定を行うことはできず、攻擊や効果は自動命中となります。
習得者が《かばうⅡ》を置き換えによって習得した場合、宣言回数としてカウントされません。
△《銀鱗の矜持》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《かばうⅠ》変化型
- 前提
- 《銀鱗の誓い》
- 限定条件
- 〈銀鱗の盾〉
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 必中の効果からも仲間をかばう
- 効果
《銀鱗の誓い》と同様ですが、それに加え、かばった相手に向けられた魔法や特殊効果が、「抵抗:必中」である場合にも、ダメージや効果の肩代わりを行います。
習得者が《かばうⅡ》を置き換えによって習得した場合、宣言回数としてカウントされません。
△《銀鱗の魂》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《かばうⅠ》変化型
- 前提
- 《銀鱗の誓い》
- 限定条件
- 〈銀鱗の煌盾〉
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 起点指定の効果からも仲間をかばう
- 効果
《銀鱗の誓い》と同様ですが、それに加え、かばった相手に向けられた魔法や特殊効果が、「形状:起点指定」である場合にも、ダメージや効果の肩代わりを行います。
キャラクターが《銀鱗の矜持》を習得している場合、「抵抗:必中」 の魔法や特殊効果に対しても、この秘伝の効果が及びます。
習得者が《かばうⅡ》を置き換えによって習得した場合、宣言回数としてカウントされません。