【ドーザコット潜弓道】
(フェイダン地方)- 入門条件
- 50名誉点
【ドーザコット潜弓道】が生まれたのは、〈大破局〉の混乱期です。蛮族から逃れ、街を捨てて深い森に逃げこんだ者たちが編み出したとされています。
一世を風靡した〈ガン〉も、文明の恩恵あってこそのものでした。弾丸の供給すら絶望となった中、原始的な武器である〈ボウ〉に頼らざるをえなくなったのです。そこで発生したのがこの弓術であり、ゲリラ戦を想定し、森に潜みながらの奇襲を念頭に発展していきました。
現在は《年輪国家アイヤール》の《鎮森領》モートンに道場が置かれています。世は、再び〈ガン〉が脚光を浴びる時代へと進みつつあり、この道場もすっかり寂れてしまいました。道場主とわずかな弟子たちは、深い森の中に住居を構え、秘かに集団生活を送りながら、修練に励んでいます。
流派装備
【ドーザコット潜弓道】には、全長が2mを優に越える大型弓〈アシンメトリック・ボウ〉(⇒PH34)の製法が伝えられています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈アシンメトリック・ボウ〉![]() | 〈ボウ〉A | 2,160 +30名誉点 |
秘伝
《不可知の矢・松頼》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《牽制攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈ボウ〉
- 使用
- シューター技能
- 適用
- 1回の射撃攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力+1、「射程:1(本来の1/2m)」
- 効果
意図的に矢軸をたわませて、矢を放ちます。反動により、矢軸は振動し、軌道はぶれて曲線を描きます。前に立つ味方の背中や、立木などを目隠しに使いながら、それを迂回して矢を飛ばすことで、発射のタイミングを悟らせず、敵の回避を困難にします。
この秘伝を使用した場合、命中力判定に+1のボーナス修正を得ます。。一方で、射程が「1(本来の1/2m)」となります。すなわち、基本戦闘では、必ず「射程:1」となり、上級戦闘・熟練戦闘では本来の射程の1/2(1m未満の端数切り捨て)となります。
《貫穿の矢・野分》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈ボウ〉
- 使用
- シューター技能
- 適用
- 1回の射撃攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- C値-1、「射程:1(本来の1/2m)」
- 効果
この秘伝は、例外的にその基礎特技での「適用」を無視し、射撃攻撃時に(のみ)宣言できます。矢の射出時に、意図的に捻れを与えます。矢は回転力を与えられ、抉り込むように目標に命中します。
命中を与えたら、クリティカル値を-1して算出ダメージの決定を行えます(この効果でクリティカル値が7以下となることはありません)。一方で、射程が「1(本来の1/2m)」となります。すなわち、基本戦闘では、必ず「射程:1」となり、上級戦闘・熟練戦闘では本来の射程の1/2(1m未満の端数切り捨て)となります。
《致命の二矢・雪颪》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《影矢》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈ボウ〉
- 使用
- シューター技能
- 適用
- 1回の射撃攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力判定を2回、両方成功時はC値-2
- 効果
立て続けに2本の矢を発射します。命中力判定を2回行い、どちらかでも成功すれば、1回の命中があったものとして処理されます。命中力判定が両方とも成功した場合でも、ダメージの決定と適用は1回だけですが、その際、威力表の使用において、クリティカル値が-2されます(この効果で、クリティカル値が7以下となることはありません)。
この秘伝を使うと、矢を2本、同時に消費します。特殊な矢を発射するときには、同じものを2本使わなければなりません。