【ジアンブリック攻盾法】
(ザルツ地方)- 入門条件
- 50名誉点
【ジアンブリック攻盾法】は、ダーレスブルグ王国(当時)で発展した、盾を武器に使うことを特徴とする武術です。「鋼の心あらば、折れることなし」を合言葉に、盾を前方に掲げ、敵の打撃を受け止めるだけでなくはじき返し、ひたすらに前進制圧を続けるのを真髄としています。
その源流は、蛮族から首都ダーレスブルグを奪還したときに遡ります。熾烈を極めたこの奪還戦で活躍したのが、ジアンプリック率いる重装歩兵隊です。彼らは、先陣を切って蛮族の軍隊に切り込み、前線を作って支え続けました。ダーレスブルグ軍主力は、彼らの切り開いた血路に乗って攻略を進めたのです。特に、後方からのクロスボウ部隊に安全な射撃機会を提供したことが、戦勝の大きな原因となりました。
その後、ジアンブリックの教えを継いだ者たちが道場を各地に開設し、この鋼の技を伝授しています。
ダーレスプルグ発祥の流派と言えば、【エイントゥク字弓道場】(⇒PZ23)が有名です。かつての首都奪還戦では、完璧な連携となり、蛮族軍撃退に貢献したこのふたつの流派ですが、現在、決して良好な関係にあるとは言えません。
それは、【エイントゥク十字弓道場】側が宣伝のために吹聴している道場創設のエピソードが原因です。【ジアンプリック攻盾法】を修める者にとって、そのエピソードは、ジアンブリックの数えを不当に貶め、実際に盾を構えて死地に進撃した先達たちを侮辱していると解釈されることが少なくありません。
流派装備
【ジアンブリック攻盾法】では、武器としても使える強靭な盾、〈スチールハート〉(⇒PZ33)を製造しています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈スチールハート〉![]() | 15/18 | 〈盾〉S | 5,200 +50名誉点 | 片手武器として使用可能 |
秘伝
【ジアンブリック攻盾法】の秘伝は、何らかの〈盾〉を装備していることが前提となっています。
《選ばれし鋼の一打》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈盾〉(武器として使えるもの)
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 防御能力を失わずに特殊盾を攻撃に使用する
- 効果
この秘伝は、一部の武器として使える盾を装備している場合にのみ有効です。
それらの〈盾〉の回避力と防護点のボーナスを維持したまま、それらを攻撃に使用します。
《完全なる鋼の一打》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《選ばれし鋼の一打》
- 限定条件
- 〈盾〉
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 防御能力を失わずに任意の盾を攻撃に使用する
- 効果
任意の〈盾〉を、以下のデータを持つ近接攻撃武器として使用します。
命中力修正:〈盾〉の回避力修正に同じ
威力:〈盾〉の必要筋力+10
クリティカル値:⑫
追加D:なし
武器のタイプ:
この秘伝を使用しても、その〈盾〉の回避力と防護点への修正は失われません。
《打ち砕く鋼の進撃》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 《全力攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- 《選ばれし鋼の一打》
- 限定条件
- 〈盾〉(武器として使えるもの)
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 乱戦エリア中心を1mずらす
- 効果
この秘伝を宣言するときには、〈盾〉を武器として用いなければりません。《完全なる鋼の一打》を習得しているなら、武器として使用できるとされてない〈盾〉でも、これを行うことができます(《完全なる鋼の一打》を「宣言」する必要はありません)。
〈盾〉による近接攻撃が成功した場合、秘伝使用者は自分の属してる乱戦エリアの中心点を、任意の方向に1m、ずらすことができます。
この秘伝を宣言し、〈盾〉での攻撃を行っても、〈盾〉の回避力、および、防護点への修正は失われません。