【ネレホーサ舞剣術】
(フェイダン地方)- 入門条件
- 50名誉点
【ネレホーサ舞剣術】は、魔動機文明時代に栄えた武芸です。その名前の通り、舞うような体捌きを特徴としており、華麗に剣を振るう軽戦士たちの逸話が伝わっています。一見、優雅に見えながら、その実は、刹那の切り返しの速さが身上で、敵の虚を突く技に長けています。剣を主に使う武芸ですが、その秘伝は、他の武器を使うときにも利用可能です。〈大破局〉によって道場は破壊され、伝承者のほとんどは死に絶えました。しかし、辛うじて生き延びた道場主の縁者が、《年輪国家アイヤール》の《鉄穀領》(⇒PH62)に居を構え、技を伝えています。
現在の継承者本人の技量は、さほど高くありません。教えを請うものには、丁寧に流派の運足を教え、彼ら自身がそれを反復練習して身に着ける形を取っています。
流派装備
【ネレホーサ舞剣術】には、高位の継承者にのみ与えられる、〈ムーンレイザー〉(⇒PH32)と呼ばれる片手剣が存在します。三日月形をした刀身は柔軟性のある素材で作られ、巧みな技量でこれを振るえば、しなる太刀筋のため非常に回避は困難になります。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈ムーンレイザー〉![]() | 〈ソード〉S | 2,800 +50名誉点 |
秘伝
《直歩直突》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《牽制攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- 回避力判定-1
- 概要
- 命中力+1、回避力-1
- 効果
敵に向かってぶれずまっすぐ踏みこみます。速度の測りがたさが利となって、キャラクターは、命中力判定に+1のボーナス修正を得ます。ただし、踏みこみ後は、一瞬、足の運びが止まります。回避力判定に-1のペナルティ修正を負わねばなりません。
《流足直突》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《牽制攻撃Ⅱ》変化型
- 前提
- 《流足直突》
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- 回避力判定-1
- 概要
- 命中力+2、回避力-1
- 効果
《直歩直突》の上級です。踏みこみ足の動きはそのままながら、その時に上体を前後に揺らし、速度を錯覚させます。命中力判定へのボーナス修正が+2となります。回避力判定のペナルティ修正は-1のままです。
《踊踏直突》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 《牽制攻撃Ⅲ》変化型
- 前提
- 《流足直突》
- 限定条件
- 近接攻撃武器
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 回避力-1
- 概要
- 命中力+3、C値-1、回避力-1
- 効果
《直突》系秘伝の最上級技です。踊るようなステップと上体の動きで攻撃の始動を見誤らせ、確実な痛打を狙います。この秘伝が使用された場合、命中力に+3のボーナス修正を得、攻撃が命中したときの算出ダメージの決定において、クリティカル値が-1されます(この効果でクリティカル値が7以下となることはありません)。
秘伝使用者は、次に自身の手番開始まで、回避力判定に-1のペナルティ修正を受けます。
《舞剣虚撃》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《挑発攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力+1、ダメージ-4、挑発効果
- 効果
大げさなフェイントを繰り広げながら、隙を見て敵のこめかみや額などを軽く突き、挑発します。命中力判定に+1のボーナス修正を得、《挑発攻撃》と同じ効果を発生させます。ただし物理ダメージ、
魔法ダメージは、-4点されます。
知力が18以上のキャラクター、または、知能が「高い」とされる魔物には効果がありません。
《舞剣幻打》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《挑発攻撃Ⅱ》変化型
- 前提
- 《舞剣虚撃》
- 限定条件
- 近接攻撃武器
- 使用
- フェンサー技能 or バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力+1、ダメージ-2、挑発効果(《挑発攻撃Ⅱ》相当)
- 効果
《舞剣虚撃》と同様の挑発効果を発生させます。そして、攻撃した対象の知力が18以上や「知能:高い」である場合でも、《挑発攻撃Ⅱ》に準じる影響(挑発者以外に対する命中力判定、行使判定、特殊能力を使用したときの判定の達成値に-2のペナルティ修正)を与えることができるようになります。
この秘伝を使用した場合、攻撃が命中したときに発生ダメージ、魔法ダメージは、-2点されます。