【聖戦士ローガン鉄壁の型】
(ダグニア地方)- 入門条件
- 50名誉点(ライフォス信者)、70名誉点(その他)
伝統的な聖戦士の型として、現在に伝わっている流派です。
聖戦士ローガンは、魔法文明時代の聖戦士として知られており、多くの魔物との戦いで人々を救い、敬愛されていたとされる人物です。実在した人物かどうかは、今となってはわかりませんが、人々の盾になるという聖戦士としての精神は受け継がれており、秘伝にも色濃く表れています。
この流派においては、防御的な戦い方が重視されます。調練においても、盾の扱いや鎧の特性を生かして敵からの打撃にいかに耐えるかを修練し、仲間や無辜の民を守るべく立ち回るよう教えられます。
この流派に身を投じ、自らを鍛え上げた聖戦士は、驚くべき強靭さを発揮することでも知られています。聖戦士でなくとも、これを修めた騎士が要人の警護として立つ姿はよく見られるものです。
ただ耐えるばかりではなく、敵の攻撃を防ぎつつ、魔法の力で仲間を癒やすための技法も練られており、神聖魔法と組み合わさったときの耐久力は他の流派の追随を許しません。流派の特徴を最大限発揮するために、より高度な神聖魔法を身につけておくことも推奨されています。
一方で、この流派は攻撃面は重視されておらず、殲滅力や突破力という点では、特に記すべきものを持っていません。そのため、同時に他の攻撃的な流派を学ぶ者も多く、またそれは特に否定されていません。
古くは、太陽神ティダンの不死殺しと肩を並べて戦い、それぞれ防御と攻撃を担当していたという文献も残されています。しかしいまでは、聖戦士と不死殺しの仲はよいとはとても言えない状況にあり、この二つの流派が協力し合う姿はほとんど見られなくなってしまいました。その分、攻撃の決め手に欠けるこの流派を、欠陥流派だと揶揄する者もいます(そしてそれは、不死殺したちがよく口にする侮蔑でもあります)。
この流派は、その名の通り多くの聖戦士や聖戦士を目指す騎士たちが修練していますが、習得するのに特別な資格が必要なわけではありません。ただ、主に訓練を行っているのがライフォス神殿であるため、始祖神ライフォスのプリーストか、信者である必要があります。ライフォスの信者以外で、この流派に入門しようとすれば、特別なコネクション(余分な名誉点)が必要になります。
※ゲーム・ルール的には、以下のいずれかの条件に該当するキャラクターをこの「ライフォスの信者以外」として扱います。
・他の神のプリースト技能を持つもの
・「プリースト技能習得不可」とされるPC用種族のキャラクター
・そのキャラクターを管理するプレイヤー自身が、「ライフォス信者ではない」と宣言したもの
流派装備
【聖戦士ローガン鉄壁の型】には、ローガンが実際に使用したと伝えられる、立て続けの攻撃を防ぎきることを目指して取り回しを重視した盾が伝えられています。秘伝の一つは、 この盾の使用を前提としています。
また、やはりローガンが身に着けていたと言われる、ライフォスの聖印も伝えられています。この聖印もまた、秘伝の一つを使用するときに必須のアイテムです。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈ローガンズヒーター〉 | 15/18 | 〈盾〉A | 1,200 +30名誉点 | 流派【聖戦士ローガン鉄壁の型】秘伝《不屈なる庇護の意思》を使用可能にする |
〈リィンフォーストローガンズヒーター〉 | 15/18 | 〈盾〉S | 2,700 +50名誉点 | 流派【聖戦士ローガン鉄壁の型】秘伝《不屈なる庇護の意思》を使用可能にする |
〈ローガンズリジェント〉 | 15/18 | 〈盾〉SS | 60,000 +100名誉点 | 流派【聖戦士ローガン鉄壁の型】秘伝《不屈なる庇護の意思》を使用可能にする |
〈光のシンボル〉 | 8/10 | 装飾品:任意 | 2,200 +20名誉点 | ライフォスの聖印。流派【聖戦士ローガン鉄壁の型】秘伝《不敵なる攻守の備え》を使用可能にする |
秘伝
△《不倒なる守りの構え》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《ディフェンススタンス》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- ほとんどの行為判定-4
- 概要
- 防護点+4
- 効果
この秘伝は、その手番に何らかの行為判定を行うより前に宣言しなければなりません。
秘伝宣言者の防護点が+4点されます。
リスクとして、生命・精神抵抗力判定と回避力判定、生死判定の4つの判定を除く、すべての行為判定に-4のペナルティ修正受けます。
この秘伝は、移動の種別が「通常移動」または「制限移動」に限られます。「全力移動」をしてしまうと宣言できませんし、移動より前に使用を宣言したならば「全力移動」を行うことはできません。
《不屈なる庇護の意思》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《かばうⅠ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 流派アイテムの〈盾〉
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 《かばう》効果。適用ダメージが「0」の場合、効果継続する
- 効果
この秘伝は、流派に伝えられる流派アイテムである3種の〈盾〉のうち、いずれかを装備していなければ使えません。
この秘伝が宣言された場合、通常の《かばう》と同様の処理を行います。ただし、秘伝使用者が攻撃を肩代わりした結果として受けた適用ダメージが「0」になった場合、《かばうⅠ》の効果が失われず、継続します。効果は、適用ダメージが「0」であり続ける限り持続します。
秘伝宣言者が《ガーディアン》を習得していて、複数回の効果発揮が行われる場合、適用ダメージが「0」の間は、かばう機会1回分が残り続けるものとして処理します。たとえば、習得者が延べ3回の《かばう》効果使用を宣言していたなら、「1」点以上の適用ダメージを3回受けて、ようやくく《かばう》効果が終了します。
《不屈にして大いなる庇護の意思》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《かばうⅡ》変化型
- 前提
- 《不屈なる庇護の意思》
- 限定条件
- 流派アイテムの〈盾〉
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 《かばう》効果。適用ダメージが「0」の場合、効果継続する
- 効果
この秘伝は、流派に伝えられる流派アイテムである3種の〈盾〉のうち、いずれかを装備していなければ使えません。
この秘伝が宣言された場合、通常の《かばう》と同様の処理を行います。ただし、秘伝使用者が攻撃を肩代わりした結果として受けた適用ダメージが「0」になった場合、《かばうⅠ》の効果が失われず、継続します。効果は、適用ダメージが「0」であり続ける限り持続します。
秘伝宣言者が《ガーディアン》を習得していて、複数回の効果発揮が行われる場合、適用ダメージが「0」の間は、かばう機会1回分が残り続けるものとして処理します。たとえば、習得者が延べ3回の《かばう》効果使用を宣言していたなら、「1」点以上の適用ダメージを3回受けて、ようやくく《かばう》効果が終了します。
《不屈にして大いなる庇護の意志》は、その基礎特技同様、秘伝宣言時に宣言回数としてカウントされません。
《不敵なる攻守の備え》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈光のシンボル〉
- 使用
- ―
- 適用
- 「1回の近接攻撃または魔法行使」及び「10秒(1ラウンド)持続」
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力判定または魔法行使判定に-2のペナルティ修正を受けつつ近接攻撃と魔法行使を同時に行う。生命or精神抵抗力判定を1回だけ+2
- 効果
この秘伝は、その基礎特技と同様、主動作によって近接攻撃または魔法行使を行うときに宣言し、その1回に有効であり、直後の魔法行使または近接攻撃を可能にします。このとき、近接攻撃の命中力判定か、魔法行使判定のどちらかを選び、それに-2のペナルティ修正を受けます。近接攻撃、魔法行使どちらに合わせて宣言したかにはよらず、任意のほうを選択できます。
同時に、秘伝宣言者は生命抵抗力判定か精神抵抗力判定のどちらかを選びます。続く10秒(1ラウンド)の間にその判定を行ったとき、その出目を確認した後に、+2のボーナス修正を受けることができます。一度使用したら、この効果は失われます。
宣言能力と主動作能力をともに複数回持つキャラクターがこの秘伝を複数回宣言した場合、それぞれごと、近接攻撃の命中力判定または魔法行使の魔法行使判定を任意に選んでペナルティ修正を受けます。そして、それぞれごとどちらの抵抗力判定に+2のボーナス修正の可能性を得るかを選択します。同じものを複数回選べば、その回数まで判定にボーナス修正のチャンスを得ますが、1つの判定に複数回分を累積適用させることはできません。