エルトマギア
- 知能
- 命令を聞く
- 知覚
- 機械
- 反応
- 命令による
- 言語
- なし
- 生息地
- 遺跡、高空
- 知名度/弱点値
- 16/21
- 弱点
- 物理ダメージ+2点
- 先制値
- 17
- 移動速度
- 22/22(飛行)
- 生命抵抗力
- 13 (20)
- 精神抵抗力
- 13 (20)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
なし(頭部) | 0 (7) | 2d | 13 (20) | 7 | 70 | 0 |
光束(胴体) | 13 (20) | 2d+10 | 12 (19) | 9 | 77 | 0 |
二股槍(右腕) | 14 (21) | 2d+16 | 12 (19) | 7 | 71 | 0 |
大盾(左腕) | 12 (19) | 2d+11 | 11 (18) | 15 | 85 | 0 |
蹴り(脚部) | 13 (20) | 2d+12 | 11 (18) | 11 | 78 | 0 |
糸束(円盤) | 13 (20) | 2d+14 | 12 (19) | 10 | 70 | 0 |
- 部位数
- 6(頭部/胴体/右腕/左腕/脚部/円盤)
- コア部位
- 頭部、胴体(すべて)
特殊能力
●頭部
[補][準]斥力の制御
収納されている〈拒絶の大盾〉の力を制御し、敵対する力を撥ね除ける、不可視の盾を制御します。10秒(1ラウンド)の間、自身の任意の部位2つに【プロテクションII】「II」164頁、「MA」82頁)と【ミサイルプロテクション】→「II」202頁、「MA」138頁)の効果を与えます。
この能力は、連続した手番に同じ部位を対象にすることはできません。
[主]攻撃軌道指示
自身と円盤の動きを精密に計算し、複雑な軌道を実現させます。
10秒(1ラウンド)の間、[部位:右腕]は戦闘特技《斬り返しII》《薙ぎ払いII》《全力攻撃II》を習得しているものとして扱います。
この能力を使用すると[部位:頭部]の回避力に-2のペナルティ修正を受けます。
[主]防御軌道指示
自身と円盤の動きを精密に計算し、自身の防御力を高めます。
10秒(1ラウンド)の間、[部位:左腕]は戦闘特技《かばうII》《ガーディアンII》を習得しているものとして扱います。
この能力を使用すると[部位:頭部]の回避力に-2のペナルティ修正を受けます。
●胴体
[常]光束
光束による攻撃は「射程2(30m)」の射撃攻撃として扱います。また、与えるダメージは魔法ダメージです。
[常]ターゲッティング
光束による攻撃は誤射を起こしません。
[常]防御幕展開
「炎」「水・氷」「風」「土」「雷」のいずれかの属性の物理ダメージ・魔法ダメージを受けると、その属性に対する防御幕を張ります。防御幕が張られた状態では、すべての部位はその属性によるダメージや不利な効果をいっさい受けません。
新たな防御幕が張られたら、それまでの防御幕の効果は失われます。
戦闘開始時は炎に対する防御幕を展開しています。
●右腕
[常]複数宣言=2回
[宣]双刃の閃き
二股の槍を素早く振り、より的確な攻撃を行います。
ダメージ決定の際、打撃点決定の2dを2回振り、いずれかの出目を選んで適用できます。
●左腕
[主]腕弾き/12(19)/生命抵抗力/消滅
盾で相手の腕を強打し、一時的に使えなくします。対象は「2d+6」点の物理ダメージを受け、10秒(1ラウンド)の間、片腕が痺れたり体勢を崩したりしてしまい、いずれかの腕と、その手に持っている武具を使用できなくなります。
武器であれば「用法:2H」を含む、その腕に保持する武器が使用できなくなり、
盾であれば回避力判定、防護点の修正を含むすべての効果を得られなくなります。
いずれの腕を使用不可にするかは、この効果を受けた対象が選びます。
[主]隠し銃/13(20)/回避力/消滅
盾に内蔵された銃で唐突に攻撃します。
「射程/形状:2(20m)/射撃」で「対象1体」に「2d+12」点の魔法ダメージを与えます。この能力の対象に既に選ばれたことがあるキャラクターは、回
避力判定に+2のボーナス修正を得ます。
●脚部
[常]攻撃障害=+4・なし
大きさが攻撃を妨げます。
[部位:頭部]および[部位:胴体]は、近接攻撃に対する回避力判定に+4のボーナス修正を得ます。
[部位:脚部]のHPが0以下になると、この能力は失われます。
[常]踏み倒し/12(19)/生命抵抗力/消滅
蹴りの攻撃が命中した対象は、その場に転倒します。キャラクターは望むなら生命抵抗力判定の代わりに腕力判定(「I」122頁)でこの効果に対抗してもかまいません。
●円盤
[補][準]アクロバティック軌道
不規則に体勢を変え、変則的な動きで惑わせます。
10秒(1ラウンド)の間、【部位:円盤]を除くすべての部位が回避力に+2のボーナス修正を得ます。この効果は、ボーナス修正を受けているいずれかの部位が回避力判定に成功した場合、失われます。
同時に複数の部位が回避力判定を試みる場合、そのすべての部位にボーナス修正を得ます。
この能力は1ラウンドに1回しか使用できず、使用すると[部位:円盤]のHPを5点消費します。
[常]糸束の鞭
[部位:円盤]からの近接攻撃は「射程1(10m)」の近接攻撃として扱います。
[常]限定3回攻撃
1回の主動作で近接攻撃を3回行えます。それぞれの対象はすべて異なっていなければいけません。
[常]斥力の波/12(19)/生命抵抗力判定/消滅
〈拒絶の大盾〉の力が半ば自動的に、敵対者を遠ざけます。
[部位:円盤]を中心に「全エリア(半径30m)」内で、[部位:円盤]に対して主動作で物理ダメージ・魔法ダメージを与えた対象は、その処理の後、この能力に対して1回抵抗を試みなければいけません。
失敗した場合、即座に[部位:円盤]から10m離れる方向に吹き飛ばされて強制的に移動させられ、転倒します。転倒した場合、同一の手番内では起き上がることはできません。
吹き飛ばされる効果は「基本戦闘」であれば、隣接する後方のエリア(前線工リアからなら自軍後方エリア、敵軍後方エリアからなら前線エリア)に強制的に移動させられる効果となります。
「上級戦闘」または「熟練戦闘」で、狭い場所や構造物などで障害物がある場合、その場所まで強制的に移動し、さらに「20」点の物理ダメージを受けて転倒します。
この効果は複数の部位を持つキャラクターには効果がありません。
戦利品
- 自動
- 開かない魔動チェスト(4.000G/-)
- 2~6
- なし
- 7~
- 未知の魔法部品(2,400G/黒白S)
解説
魔動機文明時代には、幾種類もの大型魔動機機が兵器として開発され、そのいくっかは場所や宝物を守る番人として使われていました。工ルトマギアは、そうした番人として使われた大型魔動機械のひとつであり、人型魔動機兵である工ルトリアス(「ML」161頁)を基盤に発展開発されたものです。そしてこれは、数ある動機機の中でも、際立った特微を持つものとして記録されています。すべてのエルトマギアは、強力な魔法の品物ーー-魔動機に留まらず、先史の神紀文明や古代魔法文明時代のものを含みます一を守る番人として使われました。貴金属や宝石などの単純な資産や、人や場所の警護に使われたものはひとっして存在しません。それは、エルトマギアに備わる独特の機能ゆえでした。工ルトマギアは「保管庫」を持ち、その中に魔法の品物を保管していました。そして、それを守るだけでなく、その保管庫に収められている魔法の品物の効果を引き出し、使うことができたのです。こに紹介するデータは、く拒絶の大盾〉と呼ばれる秘宝を収蔵し、現在でも-空中神殿-サンドキア(つ「BL」71貢)の近空を飛行している個体のものです。