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【岩流斧闘術アズグラック派】 - ゆとシート for SW2.5

岩流斧闘術がんりゅうふとうじゅつアズグラック派】

(フェイダン地方)
入門条件
50名誉点、ドワーフは40点

 ドワーフの王、“破岩斬”アズグラック・ストンブレイが細み出した、斧を主武器とした戦闘術です。
 岩流とはそもそもフェイダン北西の、今は亡きドワーフの王国に伝わる古き武術であり、偶然みつけた古文書を元に試行錯誤の末復興したのがアズグラック派である……と彼は説きます。
 その真偽は定かではなく、オリジナルの武術に箔をつけるためにそう称しているのだと揶揄するものもいます。しかし、戦いにおける有用性は否定できるものではなく、ドワーフの間では比較的ポピュラーな武術として定着しています。
 その真髄は無機物の破砕点――もろい部分や弱い部分――を見抜く眼力と、斧の扱いに特化した体捌きにあるとされ、達人は斧でもって大岩を粉砕したり、両断することができると言われています。
 現在、流祖であるアズグラックの行方はようとして知れず、時折ふらりと現れては見込みのある者に岩流の手ほどきをするとまことしやかに囁かれています。彼の弟子の中には町道場を開いているものもあり、ドワーフのコミュニティーが存在すれば岩流を学ぶことはそう難しくありません。
 岩流の使い手はドワーフの入門を歓迎します。ドワーフのキャラクターは、40点の名誉点消費で、この流派に入門することが可能です。

流派装備

【岩流斧闘術アズグラック派】の戦士は片手両手兼用の大型の両刃斧、〈グランドアックス〉を好んで使います(⇒PZ32)。

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
〈グランドアックス〉[刃] 〈アックス〉A 1,150
+30名誉点

秘伝

破岩はがん

必要名誉点
20点
タイプ
《全力攻撃Ⅰ》変化型
前提
なし
限定条件
〈アックス〉
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
回避力判定-3
概要
ダメージ+4、回避力-3、刃クリティカル防護を無効化
効果

 無機物の脆い部分、弱い部分を狙って斧による全力の一撃を叩き込みます。この秘伝の使用を宣言した場合、近接攻撃のダメージを+4点します。また、「[常]機械の身体」などによる刃のついた武器に対するクリティカルへの耐性を無視できます。
 一方、キャラクターは次の自身の次の手番まで回避力判定に-3のペナルティ修正を受けます。

破岩滅砕はがんめっさい

必要名誉点
30
タイプ
《全力攻撃Ⅱ》変化型
前提
《破岩》
限定条件
〈アックス〉
使用
ファイター技能orグラップラー技能orバトルダンサー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
回避力判定-3
概要
ダメージ+12、回避力-3、刃クリティカル防護を無効化
効果

 無機物の脆い部分、弱い部分を狙って斧による全身全霊の一撃を叩き込みます。この秘伝の使用を宣言した場合、近接攻撃のダメージを+12点します。また、「[常]機械の身体」などによる刃のついた武器に対するクリティカルへの耐性を無視できます。
 一方、キャラクターは次の自身の次の手番まで回避力判定に-3のペナルティ修正を受けます。

破岩爆砕はがんばくさい

必要名誉点
50
タイプ
《全力攻撃Ⅲ》変化型
前提
《破岩滅砕》
限定条件
〈アックス〉
使用
ファイター技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
回避力判定-3
概要
ダメージ+20、回避力-3、刃クリティカル防護を無効化
効果

 この秘伝の使用を宣言した場合、近接攻撃のダメージを+20点します。また、「[常]機械の身体」などによる刃のついた武器に対するクリティカルへの耐性を無視できます。
 一方、キャラクターは次の自身の次の手番まで回避力判定に-3のペナルティ修正を受けます。

《岩斬》

必要名誉点
20
タイプ
《必殺攻撃Ⅰ》変化型
前提
なし
限定条件
〈アックス〉
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
回避力判定-2
概要
威力表の出目+1、回避力-2、刃クリティカル防護を無効化
効果

 無機物の破砕点を見極め、斧による鋭い斬撃を叩き込みます。この秘伝の使用を宣言した場合、元特技と同様に攻撃が命中した際に威力表使用時の出目が「+1」されます。また、「[常]機械の身体」などによる刃のついた武器に対するクリティカルへの耐性を無視できます。
 一方、キャラクターは次の自身の次の手番まで回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。

岩斬両断がんざんりょうだん

必要名誉点
30
タイプ
《必殺攻撃Ⅱ》変化型
前提
《岩斬》
限定条件
〈アックス〉
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
回避力判定-1
概要
威力表の出目+1、回避力-1、刃クリティカル防護を無効化
効果

 この秘伝の使用を宣言した場合、近接攻撃における威力表の出目を「+1」します。また、金属鎧や「[常]機械の身体」などによる、刃のついた武器に対するクリティカルへの耐性を無視できます。
 一方、キャラクターは、次の自身の手番まで、回避力判定に-1のペナルティ修正を受けなければなりません。

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