バラガンプク
- 知能
- 高い
- 知覚
- 魔法
- 反応
- 敵対的
- 言語
- 交易共通語、地方語(ドーデン)、魔法文明語、魔神語
- 生息地
- 不明
- 知名度/弱点値
- 14/18
- 弱点
- 命中力+1
- 先制値
- 14
- 移動速度
- 14/―
- 生命抵抗力
- 9 (16)
- 精神抵抗力
- 10 (17)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
牙(頭部) | 8 (15) | 2d+9 | 9 (16) | 5 | 52 | 43 |
つる(胴体) | 9 (16) | 2d+8 | 6 (13) | 6 | 58 | 34 |
- 部位数
- 2(頭部/胴体)
- コア部位
- 頭部
特殊能力
●全身
[常]通常武器無効
[常]毒、病気無効
[補][準]擬態(不完全)
人族の姿に擬態します。その姿の詳細は個体ごとに異なり、特定のモデルは存在しません(誰かの姿を真似ることもできません)。
人族の姿では[部位:胴体]の能力は使用できません。
[常]悪魔の料理/9(16)/生命抵抗力/消滅
さまざまな食材を調理し、欲望を刺激する料理を提供します。
この能力で調理された食物を食べたキャラクターは抵抗力判定を行います。失敗した場合、即座に「敏捷度」または「器用度」が1点減少し、この料理(と作製したこの魔物)を最も大切なものと扱うようになり、その食事を再び食すためには努力を惜しまなくなり、他の食事を拒否してでもこの能力で作製された食事を得ようとします。
能力値減衰の効果は食事を食べるごとに累積します。減衰した能力値の合計が12に達するか、いずれかの能力値がこの効果で「0」となった場合、そのキャラクターは自らの意思で移動や動作を一切行えなくなります。
この効果は呪い+精神効果属性(⇒『Ⅱ』155頁)として扱います。
この能力を使用するとHPが10点減少します。
この能力は使用に1時間が必要です。1回の使用でおよそ人族10人分の料理が用意できます。また、1日に1回しか使用できません。
[常]繊細な戦利品
[部位:頭部]のHPが0以下となったときに[部位:胴体]のHPが1以上だった場合、「魔神の調味料」の戦利品は失われます。
●頭部
[常][宣]魔法適性
戦闘特技《ターゲッティング》《魔法拡大/数》《マルチアクション》を習得しています。
[主]操霊魔法7レベル/魔力9(16)
●胴体
[主]取り込み溶解/9(16)/生命抵抗力/消滅
敵を胴体の内部に取り込み、体内の溶解液で溶かします。
「射程:接触」の対象1体は「2d」点の確定ダメージを受け、内部に取り込まれます。内部に取り込まれている対象はこの魔物の手番開始時に「2d」点の確定ダメージを受けます。さらに、対象は移動ができなくなり、「胴体から脱出する」以外の主動作を行えなくなります。
脱出は「引きはがし処理」(⇒『ML』65頁)に従います。
この能力は複数の部位を持つキャラクターを対象にできません。また、既にいずれかのキャラクターをこの能力で内部に取り込んでいる場合、その他のキャラクターには使用できません。既に取り込んでいるキャラクターを任意で解放する場合、補助動作で可能です。
この能力で対象に確定ダメージを与えた場合、同じ値だけ[部位:頭部]のHPが回復します。
[常]2回攻撃&双撃
つるで2回の攻撃を行います。1回目の攻撃の結果を確認してから、2回目の攻撃を、同じ対象にさらに行うか、別の対象を選んで行うかを選ぶことができます。
戦利品
- 自動
- 魔神の調味料(2000G/―)
- 自動
- 悪魔の血晶(800G/赤A)
- 2~9
- なし
- 10~
- 悪魔の繊維(1100G/緑S)
解説
DD127
ドーデン地方の都市部、特に裕福な家に現れることがあるとされる魔神です。
普段のその姿は人間にそっくりであり、美貌の執事、あるいは端整な調理人の姿を取ることが多いようです。
バラガンプクは料理の達人であり、人間の欲望を読み取り、もっとも欲する料理を作ることができます(材料は自身の身体の一部+普通の食材です)。ひとたびその食事を口にしたら、普通の者なら魅了されてしまい、ほかのものは食べられなくなるほどです。
バラガンプクはそうやって人間を自分の料理の虜にし、数倍に太らせ、歩くこともままならなくなった頃に、その者を食材にして自ら喰らいます。
バラガンプクは、ブドウによく似た上品な匂いを漂わせており、それが正体を見破る手がかりになることもあります。また、衣服も含めて肉体を変化させているため、服の脱ぎ着ができません(あらかじめ服を用意して着ることはでき
ます)。
その本来の姿は巨大なウツボカズラに似ており、短い2本の足と長く伸びたつるのような触手を持ちます。その触手で獲物を絡め取り、胴体にある大きな口の中へ放り込み、溶かして滋養とします。