【マルガ=ハーリ天地銃剣術】
(フェイダン地方)- 入門条件
- 50名誉点、《両手利き》習得
【マルガ=ハーリ天地銃剣術】は、魔動機文明時代に発祥した武術です。開祖ハーリは、名を馳せた剣豪でしたが、その彼が、〈ガン〉の威力を目の当たりにして驚き、自らの剣術と組み合わせようとしたことが、この武術の始まりです。
彼に〈ガン〉の手ほどきをしたのが名射手マルガであり、ハーリは、この親友にして師の名前ももらい受けて、流派の名称としました。
〈ガン〉を天に、〈ソード〉を地に構える、「天地の構え」が、この流派の基本姿勢です。この構えから、極めて素早い動きで敵を翻弄し、恐るべき速さで攻撃を繰り出すことが、この武術の特長となっています。
【マルガ=ハーリ天地銃剣術】は、魔動機文明の都市ヤーリカルハイドに主道場を構えていました。〈大破局〉を生き延びた伝承者は、その遺跡の上に建てられたカイン・ガラに再び道場を構え、現在に至っています。開祖以来の伝統で、この流派は、非常に格式を重んじます。ある程度の技量と名声を示したものでなければ、入門を受け付けてくれません。
この流派への入門には、名誉点の消費の他に、戦闘特技《両手利き》を習得していることが必須条件です。
【マルガ=ハーリ天地銃剣術】は、片手に〈ソード〉、残る片手に〈ガン〉を構えるのが基本です。〈ソード〉を構えるべき手には、それ以外のカテゴリの近接武器を構えていてもかまいませんが、残る一方の武器は〈ガン〉に限られます。
流派装備
【マルガ=ハーリ天地銃剣術】には、その技を助ける魔剣〈レイソード〉と〈レイブレード〉(⇒PH32)、特殊な銃〈ブラジガン〉(⇒PH34)が伝えられています。これらは、貴重な発掘品としてカイン・ガラの地下遺跡より得られています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈レイカッター〉![]() | 11/14 | 〈ソード〉A | 12,500 +30名誉点 | 光を射出して射撃攻撃を行える |
〈レイブレード〉![]() | 11/14 | 〈ソード〉S | 14,500 +30名誉点 | 光を射出して射撃攻撃を行える |
〈ブラジガン〉 | 11/14 | 〈ガン〉A | 900 +30名誉点 | 近接用の打撃武器として扱える |
秘伝
《天誘地山の極み》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 任意の近接武器+〈ガン〉
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力+2、近接攻撃で2回攻撃
- 効果
〈ガン〉での攻撃を囮や誘導に使い、敵の回避しようとする位置に先回りで、近接攻撃を叩きつけます。
この秘伝を使用した場合、装備している近接武器で2回の攻撃を行います。このとき、命中力判定に+2のボーナス修正を得ます。ただし、秘伝の使用者は、装備している武器から「対象:弾丸/弾丸3発」の魔法が行使された弾丸を2発射出しなければなりません(攻撃する、ということではありません。ただ消費するだけです)。
《二刀流》を習得していない場合、命中力判定には-2のペナルティ修正を受けねばならず、この秘伝のボーナス修正と相殺してしまいます。
《双撃》習得者は、2回の攻撃を別々の対象に対して行うことが可能です。
《地援天破の極み》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 任意の近接武器+〈ガン〉
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の射撃攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 回避力+1、〈ガン〉で2回攻撃
- 効果
近接武器を牽制と払いに用いながら、〈ガン〉での銃撃を行います。
この秘伝を使用した場合、装備している〈ガン〉で2回の攻撃を行います。同時に、次の自身の手番まで、回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。この効果は、秘伝使用者が乱戦エリア内にいなければ使用できません。
《二刀流》を習得していない場合、命中力判定には-2のペナルティ修正を受けねばなりません。
《双撃》習得者は、2回の攻撃を別々の対象に対して行うことが可能です。
《天地鳴乱の極み》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 任意の近接武器+〈ガン〉
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃または射撃攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力-4、2×2回攻撃
- 効果
近接武器と〈ガン〉とを神業のごとき速度で扱い、それぞれ2回ずつの攻撃を行います。ただし、すべての攻撃には、命中力判定に-4のペナルティ修正が発生します。
《二刀流》を習得していない場合、命中力判定には、累積してさらに -2のペナルティ修正を受けねばなりません。
《双撃》習得者は、1回の攻撃ごと、対象を選ぶことが可能です。